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2006年6月

2006年6月21日 (水)

景気回復しても「雇用」には「壁」が? 国民生活白書

 6月20日、発表された『06年版 国民生活白書』は、若者の就職難、「再挑戦」に焦点を当てています。バブル崩壊後、90年代、「希望する職に就けていない」若者層が急増、04年は558万人になり、その7割弱、372万人が転職を望んでいるとしています。
 しかし、この「再就職」、転職希望派は、「景気回復」しても、いぜん厳しい状況が変わっていない、とも。
以下、asahi.comより。

●景気回復で解消できぬ再就職の「壁」指摘 国民生活白書
2006年06月20日10時30分

 猪口・少子化男女共同参画相は20日の閣議に、06年版の国民生活白書を提出した。希望通りの職につけなかった人の「再挑戦」に焦点を当て、副題を「多様な可能性に挑める社会に向けて」とした。再挑戦が可能な社会にすることで労働力の減少緩和、少子化の抑制、格差の固定化回避の三つの効果があるとしている。

 白書によると、自分に向いていると思う職業に再挑戦したいと考えている若者(15~34歳)は04年に約560万人で、80年代後半から90年代前半に比べて100万人以上増えている。

 ところが、バブル崩壊後の景気低迷の影響で不本意な就職をした若者や、出産後に再就職を望む女性らが働きたい仕事に就こうとしても、企業の採用が硬直的で受け皿が少ないと白書は指摘。景気回復では解消できない「再就職を阻む壁」として、企業のうち(1)73%が既卒者を「新卒枠」から除外(2)30%がフリーター経験者をマイナス評価(3)単純労働が多い非正社員は専門能力を身につけにくい、などを挙げた。

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2006年6月17日 (土)

政府が道州制特区・広域行政推進法案を閣議決定(5/20)

遅れた記事の備忘録。

五月一九日、政府は、同法案を閣議決定し、国会に提出しました。北海道などを「道州制特別区域(特区)」に設定し、国の事業の一部を移譲する特別の措置を行うこと。「地方分権の推進」「行政の効率化」をすすめることをうたっています。

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2006年6月14日 (水)

BBCがとりくむ社内「ジャーナリズム大学」

朝日新聞 6月14日付、「『客観報道』再構築へ 動き出したBBC『ジャーナリズム大学』」は、BBC(英国放送局)の「記者教育」の実践について、紹介していました。
 ことの起こりは、03年五月、イラクの大量破壊兵器をめぐる疑惑について、BBCが報道した内容に「根拠がない」と、独立調査委員会が断定。BBCの信頼性回復に向けた改革の一環として、この「ジャーナリズム大学」が開設されました。
 記事は、同大の「学長」を務めるビン・レイ氏というBBC報道記者のインタビューが中心で、その教育の主な内容は

・2万4千人のBBC職員の報道分野に関わる8500人を対象
・双方向のオンラインシステムによる20分の講義、昼食時の1時間セミナーなどの形態
・講師はBBC内外の専門家のほか、現役取材記者が半年~一年あたる。
・テーマは、守るべき倫理とガイドライン、報道をとりまく法的問題、調査報道などの手法。記事、現場リポートのまとめ方、デジタル技術による編集方法、ブログ隆盛のもとでのニュースの未来像、80年のBBCの歴史と遺産、など

 ジャーナリズム教育とは、その性格上、一方的な受身の教育では、効果がないでしょう。お互いに切磋琢磨する状況をどうつくられるているか、その実践状況がさらに知りたいところです。
 しかし、見出しの「客観報道」再構築へ、というのは、どうなのでしょう。
 インタビューのビン氏が「公正で正確な報道」と述べている内容は、「記者の物事の背景を深い理解」「幅広い知識」「言葉や表現についての感受性」に関わるものです。そこには必ず記者の価値判断が含まれるはずですから、日本のマスコミでいう「客観報道」とは、追及する中身が違うと思います。
 そもそも、マスコミ報道が「客観的」であったり、「不偏不党」たりえるのか、という問題が、まず問われるべきではないでしょうか。

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2006年6月 2日 (金)

森清『働くって何だ 30のアドバイス』

森 清著
『働くって何だ 
 30のアドバイス』
 
 冒頭、こう説きます。働くってのは、まず「朝に起きること」と考えよう。定時に朝起き、食事をすると同じ、「働く」を生活習慣にする。それが第一歩なのだと。
 著者は鉄工所勤めを経て、中小企業、労働をテーマに短大教授、執筆活動をしてきた。今の若い人、自分の孫に話すように、本来の働き方、実現について、三〇のテーマで考えます。職業体験の受け方、資格の生かし方、正社員と非正社員の違い、仕事のマニュアルの意義など。具体的ながら、長年、労働と青年層と向き合った経験にもとづいて、一味違う「人生の基本」が語られます。「働くことによって、人と人、人ともの、人と社会の関係の中に大切なことがあると分かる」。そういう「豊かな働き」の実現こそ、今の時代を生きる上で必要ではないか。親世代も、いっしょに考えたいテーマです。
 (岩波ジュニア新書・八一九円)

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