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2007年1月12日 (金)

人の命と借金と、どちらが重いのか

 「企業再生弁護士」という職業がある。11日夜、NHK「プロフェッショナル」で登場した村松謙一氏はその一人。
 http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070111/index.html

 「倒産・破産」の寸前、人工呼吸器をつけて現れた患者を、どう蘇生させるか。「企業再生」「会社分割」など、法的枠組みを駆使しながら、企業をなんとか、生きながらえさせる方策をひねり出す。村松弁護士は、「可能性ゼロでもやる」と番組で言っていたが、企業コンサルタントでも引き受けられないだろう状況の会社経営者の命を救う仕事は、普通思い描く六法と裁判判例の中での弁護士さんの世界はまったく違う。

 そうした仕事の原点は、「経営者の命と借金と、どちらが重いのか」という、ストレートな問いにある。「3方1両損」で、経営者、銀行・債権者、従業員がそろって、そこで経営の原点に立ち戻れるかどうか。

 キャスターの茂木健一郎氏は、番組内容についてこんなコメントを書いている。

「破綻したり倒産したりした企業の再生に取り組んでいる村松謙一弁護士の話をうかがっていて、統計的な数字で表れない実感に立脚する現場感覚の大切さを感じた。

 経済合理性を追求して、弱い企業は退場して、強い企業が残るというのは、抽象的な経済システムの概念の中では成立するけれど、現実の生身の人間の生理や生活観を考えると必ずしも合理的なことは言えないのではないか。」

 http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20070109/116571/

 村松氏の著書、『倒産の淵から蘇った会社達 会社救済の現場から』(新日本出版社 2005年)にも、くわしく企業再生の精神が書かれている。

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