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2007年7月 7日 (土)

フルキャスト、日給「天引き」分を全額返還

 人材派遣大手の「フルキャスト」は、「物損・障害保険料」などの名目で派遣1回あたり250円を日給から天引きしていた問題で、6日の組合との交渉で、全額返還することを解答しました。
 昨夜の日テレ「NEWS ZERO」でも、取り上げていました。
 同様に、「データ装備費」(200円)の天引きを「2年間」に限って、返すとしているグッドウィルの対応が問われることになります。 

■日雇い派遣大手のフルキャスト、「天引き」を全額返還へ
「朝日新聞」2007年07月07日09時25分
http://www.asahi.com/life/update/0707/TKY200707070034.html

 日雇い派遣の不透明な天引き問題が、解決に向けて動き始めた。厚労省が業界全体への一斉指導に乗り出すほか、大手のフルキャスト(東京都渋谷区)が6日の労組との団体交渉で、就労実績が確認できる限り、92年の会社創業時にさかのぼって全額返還すると表明。同じく大手のグッドウィルは過去2年分のみの返還を発表しているが、フルキャストの動きを受けて全額返還を求める圧力が高まりそうだ。

 フルキャストは今年2月まで、物損・傷害保険料などの名目で派遣1回あたり250円を天引きしていた。同社は「制度について誤解が生じていたという指摘があり、自主的に支払うことにした」と説明する。

 この日の団交で回答を受けたフルキャストユニオン組合員の男性(42)は、インターネットカフェなどで寝起きし、時には野宿もしながら、会社側と交渉を続けてきた。「いい回答でうれしい。私も7万円返還されるはずだ」と笑顔を見せた。

 同社によると96年10月以降の勤務実績は会社のデータで確認でき、それ以前でも給与伝票などがあれば支払うという。対象者は50万人、返還額は40億円に達する可能性もある。新聞広告やインターネット、登録メールなどを通じて告知し、原則として8~10月に申し出を受けつけるという。

 フルキャストユニオンの関根秀一郎書記次長は「フルキャストの全額返還で天引きの不当性が改めて浮き彫りになった。グッドウィルが2年分しか返さないことに怒りの声があがっており、全額返還すべきだ」と話す。

 グッドウィルは賃金請求権の時効を根拠に過去2年分に限定しており、「方針に変更はない」(広報IR部)という。グッドウィルの派遣労働者でつくるグッドウィルユニオンは、7日夜の会議で集団提訴に踏み切るかどうか決める方針だ。

■日雇い派遣の不透明天引き、業界を一斉指導へ 厚労省
「朝日新聞」2007年07月07日03時03分
http://www.asahi.com/life/update/0706/TKY200707060441.html

 【一部引用】 日雇い派遣業界の実態は厚労省も把握できていないが、グッドウィルとフルキャストの大手2社だけで登録スタッフ総数は400万人を超えており、返還の対象者は2社で150万人弱、80億円以上と予想される。大手の幹部は「ほとんどの会社が天引きしていた」と話しており、テイケイワークス(東京都新宿区、登録スタッフ20万人)など準大手も含めれば、業界全体の返還対象者はさらに膨らみそうだ。

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厚生労働省は3日、人材派遣会社大手の「フルキャスト」(本社・東京都渋谷区)に対し、労働者派遣法に基づき一定期間の事業を禁じる事業停止命令を出すことを決めた。同社は同法違反で業務改善命令を受けているが、その後、同法で禁じられている港湾荷役業務に労働者を派遣..... [続きを読む]

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