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2007年8月24日 (金)

生活保護打ち切りで福祉事務所を刑事告発

 北九州市で、生活保護を受けていた52歳の男性が、「辞退届け」を書かされ、その後、餓死状態で発見された事件。

 24日午後、「生活保護問題対策全国会議」のメンバーら360人が、担当の小倉北福祉事務所所長に対する告発状を提出しました。

 対策全国会議のホームページに、この経過が記されています。

■北九州市 刑事告発  生活保護問題対策全国会議  (8月20日)
 
 小倉北区で辞退届により保護を打ち切られた男性が「おにぎりを食べたい」と書き残して孤独死した事件に関して、当会議は諸団体と連名で北九州市と厚生労働省に対して公開質問状(北九州市への公開質問状・厚生労働省への公開質問状)を提出していましたが、本日8月20日がその回答期限でした。

 ところが厚生労働省は、「本日回答する予定はない。全体としてどう対応するかにかかわるので、将来回答するともしないとも、いつ対応がはっきりするかもお答えできない」との対応であり、
 
 北九州市も、「本日回答する予定はない。生活保護行政検証委員会の検証結果を見て欲しい。それで足りないということであればさらに回答する必要があるかその時点で検討する」との対応でした。   

 この事件は生活保護運用上の重大な問題であるにもかかわらず、北九州市と厚生労働省の対応は、極めて不誠実であり、同様の悲劇の再発を防ごうとする真摯な姿勢と責任の自覚に欠けるものです。(抗議先メールアドレス)

 そこで私たちは、徹底的に事実を究明するため、8月24日福岡地検小倉支部に小倉北福祉事務所長を公務員職権濫用と保護責任者遺棄致死の疑いで刑事告発することしました。

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 また、同全国会議主催で、2007年8月26日(日) 午後、法政大学市ヶ谷キャンパスにて「東京集会」が開催されます。

 集会では一連の北九州市問題への取り組みの報告のほか「水際作戦」被害の録音テープの公開等が行なわれる予定です。

  私は、26日、別の福祉関係の全国集会の取材で、こちらには行けませんが、大変なヴォルテージの集まりになることが、予想できます。

 以下、本日の告訴状提出について、NHK 7時ニュースより。

■保護辞退で死亡 所長を告発

 告発したのは「生活保護問題対策全国会議」のメンバーの弁護士など360人余りで、尾藤廣喜代表幹事らが24日、福岡地方検察庁小倉支部に、北九州市の小倉北福祉事務所の所長に対する告発状を出しました。北九州市小倉北区では、ことし4月まで生活保護を受けていた1人暮らしの52歳の男性が、先月、自宅で死亡しているのが見つかりました。
 市側は、男性が福祉事務所の担当者からの勧めを受け入れ、納得して生活保護の受給を辞退したと説明しています。これに対し、告発では「福祉事務所は、男性が病気などで働ける状態でなかったのに、生活保護を短期間で打ち切るため、就職するよう厳しく指導を繰り返し、男性に辞退届を作らせた」と指摘しています。そのうえで「生活保護を打ち切ったあとは男性を放置し、死に至らせた」として保護責任者遺棄致死と公務員職権乱用の疑いがあるとしています。尾藤代表幹事は「男性が死に至った原因はどこにあったのか、責任を明確にしたい」と話しています。
 
 告発について、北九州市の北橋健治市長は「人知れず亡くなったという状況は、たいへん痛ましく痛恨の極みです。市民団体に対して閉鎖的な対応は考えていません。突然こうした動きがあり、検察の動向を見守るしかありません」と話しています。
 

(ニュース以上、ここまで)
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受信: 2007年8月25日 (土) 22時26分

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