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2007年11月 8日 (木)

パレスチナ、ガザで何が起きているか

 10月19日、フォト・ジャーナリストで、ドキュメンタリー映画「ガーダ パレスチナの詩」の監督・古居みずえさんのお話を中野ゼロホールで聞き、大変衝撃的でした。

 企画は、映画「ガーダ」がDVD発売されたことにちなんだもの。古居さんから、この9月、映画の舞台となったパレスチナの各地、映画に登場した家族などを訪れたときの映像をふくめた、リポートをされました。

 「私が映画をとった時点では、パレスチナ人同士で争いあうことはなかった。ガザに入ったら、これは、どうしちゃったの? という感じだった」(古居さん)

 ハマスとパタファ間の死者がでるほどの激しい衝突。経済封鎖の下、今、ガザは「ゲットー」「動物実験場」と化していると、当日、パネリストの板垣雄三氏が表現していました。

 お話を聞いて、イスラエルとハマスの対立で悲惨な事態が続いているとは思っていたけれど、同じパレスチナ同士で深刻な状況が生まれているのを、初めて知ったのです。

 昨日まで、11月6,7日に「しんぶん赤旗」に掲載された記事「経済封鎖下のガザをいく」(上)(下)も、そうした混乱の現状をリアルに報じたルポとなっていました。(筆者=松本眞史)

 事の発端は、今年6月、ハマスが自治政府のアッバス議長派・ファタハ勢力を武装で一掃したことにあります。またイスラエルはガザ地区を「敵性存在」だとして電気や燃料の供給カットを含む経済封鎖を強化。病院には、医薬品が底を付きつつあり、病院の治療もストップしたまま。地区からの検問所は封鎖されて、住民はますます追い詰められている。同記事は伝えていました。

10月19日の企画内容は、下のとおり。

「パレスチナ 1948-2007」
  
古居みずえ監督『ガーダ パレスチナの詩』DVD発売記念

混迷を続けるパレスチナ情勢。歴史の亀裂の大きな発端となった「1948年」(イスラエル建国の年)を見つめ直しながら、2007年最新のリポートからパレスチナの現在を探る。

日時:2007年10月19日(金)18:30開場/19:00開演
場所:中野ZERO小ホール

〔第一部〕 『パレスチナ 1948 NAKBA』を語る
広河隆一氏(フォト・ジャーナリスト/DAYS JAPAN 編集長)
<広河隆一>
1967年からパレスチナを見つめ続けてきた広河は、その映像取材の集大成である映画『パレスチナ1948 NAKBA』の劇場公開を2008年春に控えている。劇場版と平行し、1948年に消えたパレスチナの村々の証言やレバノンのパレスチナ難民の証言などの集大成「アーカイブ版」も製作中。作品と1948年に起こったパレスチナ問題の原点を語る。

〔第二部〕 『ガーダ -パレスチナの詩-』&パレスチナ最新リポート
 古居みずえ(フォト・ジャーナリスト/「ガーダ パレスチナの詩」監督)
<古居みずえ>
 2007年9月現在、ガザをはじめパレスチナを精力的に取材している古居による、最新のパレスチナリポート。昨年公開された初監督作品『ガーダ -パレスチナの詩-』は、今年の山形国際ドキュメンタリー映画祭、サンフランシスコで開催されるアラブ映画祭からも正式招待を受けている。10月26日(金)にはDVDとしてもリリース。女性の視点からパレスチナを描いたドキュメンタリーとして世界から注目を浴びている。

〔第三部〕 パレスチナはどうなるのか(仮)
  板垣雄三 × 広河隆一 × 古居みずえ
 長年中東問題を研究してきた板垣雄三を囲み、広河、古居とともに、パレスチナの現在、そして“未来”について考察する。
 <板垣雄三>
 東京大学名誉教授、東京経済大学名誉教授、文化功労者。現代中東政治、イスラム思想の構造、パレスチナ問題、日本と中東の関係など中東・イスラムを研究。著書に『イスラーム誤認―衝突から対話へ―』『対テロ戦争とイスラム世界』(岩波書店)などがある。

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