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2008年5月10日 (土)

名ばかり管理職で元店長提訴

  「正社員」であるからという理由で、超長時間労働でも残業代が支払われない「名ばかり管理職」とよばれる雇用が、マクドナルド、コンビニなどで問題になっています。九日、その一人、コンビニ店長だった方が、残業代などの支払いを求め、東京地裁八王子支部に提訴を行いました。

NHKのニュースでも放映されました。

■名ばかり管理職で元店長提訴(NHKニュース 5月9日 18時51分)

 全国チェーンのコンビニエンスストアの店長だった男性が「入社してまもないのに名ばかりの管理職にさせられ、残業代がないまま過酷な長時間労働を強いられた」として、会社に残業代や慰謝料の支払いを求める裁判を起こしました。

 裁判を起こしたのは、全国チェーンのコンビニエンスストア「SHOP99」で店長をしていた、清水文美さん(28)です。訴えによりますと、清水さんは入社して9か月後の去年6月、管理職として東京都内の店の店長を任されましたが、人手不足を補うために残業代がないまま長時間労働を余儀なくされたということです。早朝から翌朝までの徹夜の勤務を繰り返し、4日間で80時間以上働いたこともあったということで、去年10月からは体調を崩して休職しています。清水さんは「管理職とは名ばかりで十分な権限はなく、勤務時間の裁量もないまま過酷な長時間労働を強いられた」として、「SHOP99」を展開する「九九プラス」に対して未払いの残業代や慰謝料として、あわせておよそ450万円の支払いを求める裁判を東京地方裁判所・八王子支部に起こしました。記者会見で清水さんは「管理職の肩書は長時間働かせるための仕組みだったと思う。会社には人を人として扱うよう考え方を根本的に改めてほしい」と話していました。一方、「九九プラス」は「訴状を見ていないのでコメントは差し控えたい」としています。

名ばかり管理職:残業代支払い求めコンビニ元店長提訴(毎日新聞 2008年5月9日 20時20分)



 管理職の肩書があるものの一般社員以上に過酷な労働条件を強いられる「名ばかり管理職」として扱われたとして、コンビニエンスストア「SHOP99」元店長、清水文美さん(28)が9日、店を経営する「九九プラス」(本社・東京都小平市)に残業代など約450万円の支払いを求め東京地裁八王子支部に提訴した。

 訴状などによると、清水さんは06年9月に入社後、07年6月に店長となったが、残業代や深夜勤務手当がつかなくなった。24時間営業の店の店員を確保できない分を自分で穴埋めするなどしたため、労働時間は4日間で80時間になることもあったが、07年5月に手取り約29万円あった給与は、店長になった同年8月には約21万円に減った。また長時間労働でうつ病となり同年10月から休職している。

 訴訟では同年6~10月分の残業代など約150万円と、うつ病となった慰謝料300万円を求めている。うつ病については過労が原因として、近く労災認定も申請する。

 清水さんは「店長としていつ帰れるのか、いつ休めるのかも分からない状態で働き続けた。けれど、以前より大幅に減った給与にがくぜんとした。名ばかり管理職は人を安くこき使いたいだけの制度だ」と話した。【東海林智】

 九九プラスの話 訴状がまだ来ていないのでコメントは差し控えたい。

■84時間連続勤務 名ばかり管理職 東京地裁 SHOP99元店長提訴 賃金8万円減 残業代なし(2008年5月10日(土)「しんぶん赤旗」)

 二十四時間営業の安売りチェーン店「SHOP99」(九九プラス・東京都小平市)の元店長、清水文美さん(28)が九日、「名ばかり管理職」として残業代もなく長時間働かされ、健康を壊して休職に追い込まれたとして、残業代と慰謝料など約四百五十万円の支払いを求める訴訟を東京地裁に起こしました。

 提訴後会見した首都圏青年ユニオン組合員の清水さんは、「入社後一年足らずで働けなくなるとは思わなかった。会社は人を人として扱ってほしい」と訴えました。

 清水さんは二〇〇六年入社後、九カ月で店長にされました。管理監督者扱いされ、残業代は払われず、店員時代より賃金は八万円もダウン。アルバイトがいない時間も代わりに働かざるをえず、二十九日間の連続勤務や四日間で連続八十四時間労働など過酷な労働が原因でうつ状態と診断され休職中です。清水さんは「慢性的な人手不足で、いつ帰れるのか、休めるのかわからない状態だった」と語りました。

 訴状では、労働時間に裁量もなく、全従業員の七割が店長にされているとみられることなどをあげて、管理監督者ではないと指摘しています。

 笹山尚人弁護士は「労働実態を見ても管理監督者にあたらない。社会問題化している“名ばかり管理職″だ」と強調。同ユニオンの河添誠書記長は「やっとつかんだ正社員の仕事で過酷な労働を強いられた。若者の雇用破壊の中で起きている問題だ」と指摘しました。

九九プラス広報 訴状が届いていないので、コメントは差し控える。

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コメント

誠に現在の暴力的な人の扱い方に、義憤を感ぜざるを得ない。これは、独占資本主義が自滅のみちをたどる第一歩とおもう。昭和30-40年代に育った人間として、当時の家族主義企業精神を知っている人間として、こんなことで本当の経済が健全に育つとは思われない。企業者自身が、従業員の立場になって、真の発展を考えていただきたい、と思う。(84歳)

投稿: 河島 正 | 2008年7月 5日 (土) 12時10分

河島さん
おっしゃるとおりですね。企業社会の土台が、腐りだしているんですね。やっぱり、土台になっている経済、政治のあり方を変えないとダメではないでしょうか。

投稿: naka-naka | 2008年7月 5日 (土) 13時15分

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