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2008年6月12日 (木)

12日 「ETV2001」裁判の最高裁判決が

 今日12日に、「ETV2001」という戦争性犯罪を扱ったNHK番組改変問題で、最高裁の判決が出ます。

 ジャーナリスト諸団体が、いっせいの行動を展開していますが、その一つ「放送を語る会」では、NHKの報道姿勢を、前もって、釘をさす要請文を、NHK会長、経営委員長宛に出しています。

http://www.geocities.jp/hoso_katarukai/kouheihoudou.html

 これは、昨年1月の高裁判決のときに、あたかも政治家の介入がなかったかのように判決の内容をほとんど、反対に伝えると言う、問題の上塗りのような事態を、引き起こすという前例があるからです。

 最高裁の判決内容がどうなるかとともに、問題の当事者責任をきちんと果たせるのか、注目をしたいと思います。

 以下、要請文の一部引用です。

「ETV2001事件」最高裁判決について、公正、公平な報道を要請します。

 2008年6月10日
                             放送を語る会

 さて、2008年6月12日、「ETV2001事件」裁判の判決が下されます。NHKでは当然この判決について報道されると思いますが、NHKの公共的役割に期待する視聴者団体としての当会は、判決当日の報道が、放送法に則った公正で公平なものであるよう、特に要請するものです。
 昨年1月の東京高裁判決についてのNHKのニュース、とくに21時の「ニュースウオッチ9」は、NHKの一方的な見解を伝え、視聴者市民の批判を浴びました。このニュースでは、NHK幹部が政治家の意図を忖度(そんたく)して番組を改編したという、NHKの存立にかかわる判決内容に力点をおかず、「判決は政治的介入はなかったとした」と一方的に強調しました。あまつさえ、インタビューで政治家安倍晋三氏と中川昭一氏を登場させ「政治家の介入がなかったことがこれではっきりした」などと主張させました。
 しかし、判決は、むしろ政治家の干渉がさまざまにあったことを示唆しており、提出された証拠だけでは直接の介入を認めるに足りなかったと述べているだけで、「介入がなかった」と断定しているわけではありません。また、判決は、NHKの幹部の改編が、編集権を濫用し、編集の自由を自ら放棄したと厳しく批判しています。しかし、ニュースはこうした判決内容についてほとんど紹介せず、原告側の主張も伝えませんでした。このような報道は、視聴者に裁判について間違ったイメージを抱かせ、それを固定することになり、責任は重大です。

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