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2008年6月18日 (水)

メディア企業のなかの「フリーランス」

 17日、出版労連の一部門である、「出版ネッツ」の企画に出ました。場所は、文京シビックタワーの会議室。私の仕事の時間がやりくりつかず、最後、45分程度しか、聞けなかったのが残念でした。

 テーマは、「メディア企業の中のフリーランス」。今、出版業界にも、たくさんの派遣労働、個人請負業者のようなフリーランスのライター、イラストレーターなどが働いています。
 彼らは、出版会社の正社員とは、当然のごとく賃金、条件がまったく違い、各業種に導入された非正規社員と同様、いわば「ワーキングプア」の状態に置かれているわけです。

 今晩のお話は、そうした個別的な労働者が、横に手をつなぎ、お互いの状況に共感し、そして、会社、社会にどう自らの状態をアピールし、変えていくかという、お題であったようです。

 しかも、「社会の鏡」であるはずの、ジャーナリズム業界にいる、「ワーキング・プア」がまともに陽が当たっていない、というところに問題の根深さがあることも、話されておりました。

 この分野の、今後の活動の広がりに注目します。

6・17 出版研究集会・分科会  「知ってますか? 隣の人の働き方」
~メディア企業のなかの「フリーランス」~

 偽装請負、ワーキングプアなど働き方をめぐる問題が盛んに報道されるようになりましたが、メディア企業の内部で働く非正規やフリーランスの現状はまったく報道されません。雑誌編集や映像作品づくりの現場では、少数の正社員を多くの非正規やフリーが支え、正社員も長時間労働に悩む実態があります。
 無理な働き方は、仕事の質、つまり出版や報道の中身とも関わっています。そこで、マスコミが報道しないマスコミ内部の「働き方の問題」を具体的に考え、改善の道を話し合おうと思います。
 出版界のフリーランスのほか、「常駐フリー」の条件改善に取り組む主婦と生活労組、朝日新聞社による解雇(朝日側は雇用関係はなかったとの主張)とたたかった英字紙記者、映画づくりの現場で働くスタッフに現状を話していただくとともに、ドイツのジャーナリストユニオンも調査している東京大学准教授の林さんに、マスコミで働くものの権利と報道の関係について問題提起していただきます。
 出版、報道の質を向上と、そこで働く私たちの労働条件は切り離せません。出版はもちろん、広くメディア産業で働く仲間とともに、働き方と仕事のあり方を考え直す場になればと思います。

*問題提起 林香里さん(東大大学院情報学環准教授、マスコミ・ジャーナリズム論)
*現場からの報告
 出版 主婦と生活労組委員長・網谷茂孝さん/出版フリーランス
 新聞 ヘラルド朝日労組委員長・松元千枝さん
 映画 アニメ映像制作スタッフ

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